自分が勉学やビジネスで何か意思決定をするとき、必ずといっていいほど考えることがサンクコストについてです。

 

サンクコスト(埋没費用)は、あなたが意思決定をする際、必ずといっていいほどあなたの選択を邪魔をしてくるものです。

これを無視できるかできないかで、将来が大きく変わってきます。

 

サンクコスト(埋没費用)とは?

 

サンクコストとは、「すでに支払ってしまった費用(コスト)」のことを言います。

一概に費用と言っても、お金や時間、労力などいろいろなものを指します。

 

一番オーソドックスな例を出すなら、以下のビジネスの投資の例でしょう。

 

あなたが仮に社長だとします。ある事業Aにはすでに3000万円投資をしていましたが、事業Aの業績は悪く、赤字続きでした。

このとき社長であるあなたは、その事業Aに追加で1000万円投資を行いますか?

 

サンクコストのことを知らない人なら「今まで事業Aに使ってきた3000万円がもったいないから、追加で1000万円投資をして、なんとか事業Aを立て直したい」と考えるでしょう。しかし、その考え方は危険であり、間違いなのです。

 

確かに、事業Aを中止すると今まで注いできた3000万円は無駄になり、手元に返ってくることはありません。

この3000万円のことをサンクコスト(埋没費用)と言います。

 

 

しかし、この3000万円はどうあろうと過去のもので返ってこないのだから、考慮すべきではないのです。

 

今まで事業Aに使ってきた3000万円がもったいないから、追加1000万円を投資して事業を立て直すという考えでは、また事業Aの業績が悪かった時、永遠に負のループから抜けられません。

ただ、それよりもその1000万円を投資することで将来どれくらいの利益が見込めるのかということを考え、もし投資をしても事業Aを立て直せそうになかったら、早々に事業Aからは切り上げるべきなのです。

 

社長であるあなたが考えるべきは、「その事業Aが将来に渡って経済的価値を生み出してくれるか」というところで、サンクコストをもったいないと考えてはいけません。

投資の判断で重要なのは、これから事業Aを続けて本当利益があるかどうかで、もし利益がないとわかったなら、過去に投資した3000万円を切り捨てて考えることですから。

 

サンクコストという考えを知っていれば、そう言った間違った考え方から抜け出すことができるのです。

 

勉強でもサンクコストを切り捨てることは重要

 

上ではビジネスを例にサンクコストを切り捨てることの重要性について説明しましたが、勉強でもこの考え方はすごく重要だと個人的に思います。

 

例えば今まで理系で化学の勉強ばかりしてきたとして、いざ就職が近づいてきてコンサルタントになりたいと思った時、「今までせっかく化学の勉強をしてきたから…」と行ってコンサルタントを諦める必要はないのです。

 

今まで化学に費やしてきた勉強時間や労力はサンクコストであり、大切なのはこれからの自分の将来だからコンサルタントになりたいと思ったなら、今すぐコンサルタントになるための知識を勉強すればいいと個人的に思います。

 

文系の学部に進学したけれども、プログラミングに興味が出てきたなら、これまで勉強してきた文系の知識はサンクコストとして切り捨て、興味のわいたプログラミングを勉強したほうが、将来の自分のためになるでしょう。

 

大事なのは今までやってきたことではなくて、これからの将来だと思います。

将来、自分が何をやって生きていきたいかということに焦点を当てないと、後悔する可能性だってあるのです。

 

仮に、サンクコストとしてこれまで行ってきた勉強内容を切り捨てたとしても、それまでその勉強で培ってきた姿勢や勉強の取り組み方、鍛えられた集中力などのは決して無駄になりません。

それらの経験を活かして新しいことに取り組めば、それはそれでプラスなわけです。

 

転職でもサンクコストを切り捨てることは重要

 

勉強と同じよう、仕事でもサンクコストを切り捨てることは、自分のためになるでしょう。

 

転職を考えているときなどは「今までこの会社に勤めてきたから」という気持ちが必ずわくでしょうが、それは過去のことであり、あなたの将来にとってプラスになるかと言われたら、実際のところ不明です。

 

結局将来を生きるのは自分なわけですから、意思決定をする際は過去のコストにとらわれず、これから自分がどうなりたいかというところに焦点を当てて意思決定をしていく方がベターでしょう。

 

まとめ

お金でも時間でも労力でもこれまで支払ってきたコストのことをサンクコスト(埋没費用)と言い、それはもう取り返せないものだから、意思決定をする際は切り捨てて考えたほうが、将来の利益を冷静に見据えることができるということでした。

 

人はどうしても、これまで費やしてきた時間やお金、労力をもったいないと考えてしまいますが、思い切って切り捨てても、実はそこまで損でありません。

今までお金や努力を費やしてきたことというのは、必ず自分の経験値になっていますから、将来に活かすことができるはずです、

 

それよりも損なのがサンクコストに縛られて、最適な将来の意思決定ができないことです。

将来的に利益が見込めることなら、サンクコストは惜しまず切り捨て、自分にとって最適な選択をしていきたいですね。

 

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