人の欲望を満たすものはビジネスの世界で「ニーズ」と呼ばれたりしますが、このニーズを見抜ける人はどのビジネスでも成功されると言われています。

>ニーズとウォンツの詳しい解説はこちらにあります

 

人の欲望を満たしその対価としてもらえるものがお金

 

そもそもお金というのは、人の欲望を満たした対価としてもらえるものです。

 

美味しいものは食べたい。気持ちよく快適に寝たい。楽に移動できるようになりたい。メッセージを相手にすぐに伝えたい。料理ができるようになりたい。楽器が弾けるようになりたい。オシャレな服が着たい。異性にモテるようになりたい…etc

こういった人がやりたいことや欲望を満たすと、その引き換えにお金がもらえるのです。

 

つまり、年収(稼ぎ)というのは、どれだけ人を満足させることができたかというのを表すパラメータ(数字)でもあるんですね。

 

一般に高級取りと呼ばれる人は、会社が求めている高度な仕事を果たしているから、そのぶん高い給料がもらえていているというわけです。(中には、この法則が当てはまらないグレーな労働だったり、アウトローな労働もありますが、それは置いといて)

 

極論を言えば、人の欲望さえ満たすことができたなら、それはビジネスとして成立するといったも過言ではありません。

だから、人が望んでいるものや求めているものを見抜くことができれば、お金持ちになれる可能性が十分になるということです。

 

人々のニーズを見抜いた代表格1:フォード

 

人々の欲望の本質を見抜き大富豪になったことで有名なのが、ヘンリー・フォードです。

 

ヘンリー・フォードを知らない人はいないと思いますが、ヘンリー・フォードはあの有名なT型フォード車を開発し、アメリカの中流に人々が購入できるように低コストで大量に生産した企業家です。(ヘンリー・フォードが自動車自体を発明したわけではありませんが)

 

フォードが開発したT型フォード車は世界で1500万台も生産され、当時は自動車と言えばフォード車と認識されるくらい流行しました。

 

ヘンリー・フォードがフォード車を開発する前は、馬車が一般的な移動手段で、人々は「より早く走る馬」を求めていたと言われています。

 

しかし、フォードはこの大衆の欲望を鵜呑みにすることなく、人々の欲望の本質を見抜いたと言われています。

人々が求めているものは早く走る馬ではなくて、「馬よりも早く快適に移動できる手段」だと。

 

フォードはこういった人々の本質的な欲望を見抜くことで、フォード車をヒットさせることができました。もし何も考えずに、人々の「もっと早く走れる馬が欲しい」という願望を鵜呑みにしていたら、ここまで稼ぐことはできなかったでしょう。

 

人々のニーズを見抜いた代表格2:ドリルの穴

 

現代人の自分たちからしたら、自動車で移動することが当たり前で、フォードの時代の馬車のことなどイメージしにくいでしょうから、もう一つ人々のニーズを見抜いた有名な具体例を出します。

 

それがドリルの穴と言われているお話です。次の質問の答えを考えてみてください。

 

”ドリルを買いに、ホームセンターに来た人が本当に欲しいものはなんでしょう?”

 

この問いをそのまま読み取るなら、ホームセンターに来た人が欲しいものは「ドリル」そのものです。普通の人なら質問の意図すらわからないでしょう。

 

しかし、人の欲しがるものを見抜くことが得意なとあるマーケティングの権威はこう言いました。

「そのお客が欲しいものは、ドリルではなくて穴である」と。

 

そう、ドリルを買いにホームセンターにやって来た人は、ドリルを買うことが目的ではなくて、ドリルを買って”そのドリルで開ける穴”が本当に欲しかったものなのです。

 

このように、人の根底的な欲求が見抜けるようになると、効果的なセールスやマーケティングが行えるようになるので当然売上は伸びますよね。

 

情報発信ビジネスでの応用例

 

このような人の本質的な欲望を見抜く力というのは、情報発信ビジネスをする上でも非常に大切で、売上を左右する要因でもあります。

 

例えば、副業系情報発信をしている人で、よくありがちな間違いが以下のようなものです。

「せどりがやりたい人にせどりの方法を教えます!」みたいな。

 

確かに完全な間違いとは言えないのですが、効果的なコンセプトとは言えません。

 

本当にせどりをしたい人なんてごくわずかなんです。

それよりかは、会社の収入以外で別の稼ぎ口が欲しかったり、在宅で自由にお金稼ぎをしたいという漠然とした欲望を持っている人のほうが圧倒的に多数なんですね。

 

だから、せどりの情報発信をするからといった、「せどりの方法を教えます!」というように直球で情報発信のコンセプトを決めてしまうよりも、「休日の空いた時間や、普段の隙間時間に1,2万円の収入を得る副業を教えます」とか「比較的自由で、仕事時間が自分で決められる主婦の方にオススメの副業を教えます」というようなコンセプトの方がターゲットが随分と広がります。

 

人々の本質的な欲求は「せどりの方法を知りたい」というよりは「隙間時間で自由に稼ぎたい」というほうがおそらく大きいですよね。

 

まとめ

お金を稼ぐということは、人の欲求をどれだけ満たしたかというパラメータ(数値)であって、お金持ちというのは、人の欲しがるものを見抜く力があるというお話でした。

 

フォードやドリルの穴を例に説明しましたが、どちらも自分たちの生活に馴染みのない例だったので少しわかりにくかったかもしれません。

 

この例をすごくわかりやすく例えてくれている方がいましたので引用させていただきます。

 

もしあなたがドラえもんだったとします。

ある日のび太くんから、こう言われました。

 

「ドラえも〜ん、虫歯になったから腕のいい歯医者さんを探して!」

 

さて、どうしますか?

のび太くんの希望通り、腕のいい歯医者さんを探すでしょうか?

 

いいえ、そうはしないでしょう。

「虫歯が治るガム」をポケットから出すでしょう。

 

そう、のび太くんは、歯医者に行きたいわけではないのです。

虫歯を解決したほしいだけなのです。

参考:DQNEO起業日記/http://dqn.sakusakutto.jp/2012/03/post_46.html

 

すごく分かりやすくて、うまい具体例ですよね。

ビジネスをするものなら、ぜひとも人の本質的な欲求を見抜けるようになりたいものです。

 

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