セミリタイア—————
この響に憧れて目指している人も多くいると思います。
セミリタイアという単語からイメージできる生活は「働かなくてもいい」「嫌なことをしなくても生活できる」「毎日贅沢できそう」「自分の趣味に没頭できる」などなど、普通の人が憧れるお金持ちのライフスタイルでしょうか。
自分は幸運にも知り合いにセミリタイアを果たしている知人が何人かいるため「セミリタイア」を肌で感じることができています。
1日中友人と好きなことをしている人もいれば、自分の知見を広げるためにひたすら読書や勉強をしている人、毎月のように旅行に行っている人など様々です。
なので、そんな友人たちと話した体験談や自分自身の体験を含めて、ちょっとセミリタイアについてまとめておきます。
セミリタイアを目指している人の参考になれば幸いです。
そもそもセミリタイアとは?
セミリタイアというのは人によって解釈がちょっと変わってくるのですが「早期に完全にまでとは言えないが悠々自適に暮らすこと」だと個人的には思っています。
リタイアがいわゆる定年退職後の生活を指しますので、セミリタイアはその名の通り「リタイアのセミ(半分、不完全)」を意味します。
セミリタイアの年齢層ですが、基本的には40代、50代の方が定年前に会社を退職して、それまでに貯めてきた貯金を少しずつ切り崩しながら生活する場合が基本だそう。
中には貯金だけでは当然死ぬまで生活はできないので、短期仕事やアルバイト、働かなくても収入が入る不労所得を持っているケースが多いです。
日本の物価が高いことから、生活費の安い海外に生活拠点を移す人も中にはいます。
ただ、最近では40代、50代の主要年齢層に加えて、20代、30代の比較的若い層のセミリタイアも増えています。
20代、30代の層は会社で働く年数が40代、50代と比べて少ないのにも関わらず若い層のセミリタイアが増えている裏には、インターネットの発達があります。
今の時代はネットが発達し、能力さえあれば会社に通うこともせず、クラウドソーシングサイトを通して自宅で好きな時間に仕事を受けることもできますし、さらには、ブログや動画配信サイトを通してサラリーマンの給料以上を稼ぐことが可能になりました。
若い層のセミリタイアが増えている背景には「インターネットとITに強い」という特色が見られます。(このあたりのことは後で詳しく解説します)
このインターネットの発達は、セミリタイアを目指す人にとってはかなり嬉しいものではないでしょうか。
インターネットは誰でも扱え基本的に平等ですから、セミリタイアのチャンスが広がったととも考えられるからです。
セミリタイアに必要な資金の目安
セミリタイアを目指す人の最大の関門と言っても過言ではない、必要資産。
何千万必要だと言う人もいれば、億必要だと言う人もいます。
一般的にセミリタイアに必要だと言われている資産の目安を考えてみましょう。
ここでは贅沢な暮らしを基準に考えるのではなくて、働く必要のなくなる生活を基準に必要な資産をみていきます。
セミリタイアのために毎月必要だと考えられる支出
まずは生活に必須だと考えられる必要な支出。(月計算)
- 家賃
- 光熱費
- 食費
- 交通費
- 保険料
- 税金各種
ざっと思いつくものでこれくらいでしょうか。
セミリタイア生活を物価の高い都内で送ることは除外して考えると、だいたい15万円~20万円かかると推測されます。
さらにあったほうが暮らしが豊かになる支出を付け足してみましょう。(月計算)
- 通信費
- 交際費
- 娯楽費
- 雑費
これらもだいたい3万円~5万円の範囲だと推測。
次にこれらを全て計算すると、18万円~25万円の月々にかかると計算できます。(もっと節約した生活を送るとはるかに支出を抑えられますが、ここでは一般的な生活を働かずに送ることを目安にしていますので、ご了承ください。)
セミリタイアに必要な1ヶ月の生活費
→18万円~25万円(目安)
セミリタイアのために年に必要だと考えられる支出
算出した月の支出を年単位で計算すると、1年間の支出は18万円×12ヶ月で216万円。25万円×12ヶ月で300万円。
セミリタイアに必要な1年間の生活費
→216万円~300万円(目安)
セミリタイアをするために必要な合計貯金額(一生分)
最後は一生の支出を計算してみましょう。
厚生労働省が発表している日本人の平均寿命では、男性は80.79歳で、女性が86.9歳となっています。
参考:厚生労働省生命表
男女で分けるのも面倒なので、仮に日本人の平均寿命を「(81歳+87歳)/2=84歳」と考えてみましょう。
そして40歳からセミリタイアすると考えると、「84歳-40歳=44年」で44年分の支出計算をしなければいけないことがわかります。
先ほど年にかかる支出を216万円~300万円(目安)と算出しましたから、最後に年数とかけると…「44年×(216万円~300万円)=9,504万円~1億3,200万円」となります。
つまり、今後働かずに40歳からセミリタイアしようと思うなら、約9,500万円~1億3,200万円くらいが貯蓄の目安になるでしょう。
セミリタイアに必要な一生分の生活費(40歳からセミリタイア)
→約9,500万円~1億3,200万円(目安)
この数字を見るとかなり大きい数字なので少しびっくりしてしまいますね…。
40歳で約1億の資産を持っている人はかなり限られるでしょうから、単純に資産の目安だけでセミリタイアを考えると、難しいように感じます。
ただし、ここで上げた資産の目安を見て肩を落とさないでください。
ここで計算した資産の目安は40歳以降一切収入がない場合の話ですし、資産はあくまで目安であって、条件ではないからです。
だから貯金がなくても、セミリタイアの条件さえ揃っていればセミリタイアは可能だと筆者は考えます。
次の項目ではセミリタイアに必須だと筆者が考える条件を詳しく解説していきます。
セミリタイアの条件
セミリタイアのになるための条件は3つあると筆者は考えます。
この3つのうち1つでも満たしているならセミリタイアは現実的なものとなるでしょう。
条件1 資産が1億程度ある
これは先ほど説明したので詳しくは書きませんが、貯蓄が1億程度あれば贅沢をしない限りセミリタイアは可能だと考えられます。
もちろん、生活のコストを下げればもっと少ない貯蓄でセミリタイアできるでしょう。
ただし、貯蓄を切り崩してのセミリタイアは贅沢もできませんし、大病を患って大きなお金が必要になったとき対応できない可能性があるので、筆者はお勧めしません。
1億をゆうに上回る余程の貯蓄があるなら話は別ですが。
条件2 お金に働かせる
30代や40代で1億の貯蓄を貯めることが難しいようなら、セミリタイアをしながらも収入を得る必要があります。
そのための手段として挙げられるものが、「お金(資産)に働かせて収入を得る」方法です。
いわゆる、不動産投資や株、FXといったものですね。
不動産に投資して、賃貸収入が得られるようになれば、働かなくても毎月収入が得られるようになります。
また、株やFXでうまくお金を運用できると、パソコンの前でチャートを眺めて1日数回取引を行うだけで、サラリーマンの月収が稼げてしまうこともあるようです。
このように、お金に働かせることで、あなたが働かずとも収入が得られるような状況を生み出せるので、実質的なセミリタイアとなるでしょう。
ただ、気をつけなければいけないこともあります。
それはお金に働かせる方法には多少なりとも「リスク」が存在するということです。
例えばFXですが、数千円から1万円の軍資金で始められるというメリットもあります。
だから、働いているうちからコツコツとFXを始めておいて、本格的に稼げるようになったら、セミリタイアするという方法もありでしょう。
しかし、その程度の軍資金ではなかなかお金を増やすことができず、FXでお金を一気に増やそうとしたならレバレッジというリスクを背負わなければいけません。
FXのレバレッジについてはここでは多くは語りませんが、それで大きな失敗をした人の体験談はネットで検索するとたくさんでてきます。
つまり、安全にFXをしようと思うなら、それなりの軍資金と専門知識が必要だということです。
もちろんこれは投資にも同じことが言えます。
実際の投資の世界では、安全に投資を行うなら年利1~2%、優良投資案件だとしても3~5%の年利だと言われています。
仮に年利5%の優良案件に投資できたと考えてみましょう。(そもそも年利5%の投資案件なんてなかなか出会えるものではないかもしれませんが)
100万円を投資したとしても、1年後に105万円、10年後には160万円になって返ってくる計算です。
…銀行に預けるよりはお金は増えますが、60万円のために10年間100万円が使えないことはどうなのでしょうか。冷静に考えてみてもイマイチですよね。
その100万円を元手に10年間何か資格でも取得したほうが、よっぽどお金は稼げそうです。
この投資の年利が高くなればなるほど、投資案件先が潰れたりとリスクは増えます。
つまりFXにしても不動産投資にしても、株の運用にしても、安全にお金を運用しようと思うならそれなりの軍資金が必要だということです。
反対に、少ない軍資金でお金に働かしてセミリタイアに必要な収入を得ようと思ったならそれ相応のリスクと専門知識が必要なのです。
もし、専門知識なしにリスクを背負うものなら、それはもはやギャンブルなので、投資に手を出すときは注意してください。
条件3 収入が生まれる仕組みを持つ
最後に紹介するセミリタイアのための条件は「収入が生まれる仕組み」を所有すること。
「仕組み」とはどういうことかというと、「自分が働かずともお金が発生するような仕組み」のことです。
例えば有名なものだと動画配信の広告で収入を得る方法。
好きなことを動画にまとめ、その動画に広告をつけることで広告収入を得て生計を立てる人が最近増えてきました。
これは、「好きなことをする」→「動画にまとめる」→「収入を得る」→「その得た収入でまた好きなことをする」という1つの仕組みになっています。
他にも趣味のブログやサイトに広告を貼り付けることで収入を得る、アフィリエイトやアドセンスといった方法もあります。
サイトを立て、アクセスが集まるような仕組みを作ることで、寝ている間でも誰かがサイトを訪問し、広告収入が入るといったいわゆる半不労所得のようなものが出来上がります。
最初に紹介した20代や30代の若い世代がセミリタイアする場合、この「収入が生まれる仕組みを持つ」ことが多いような気がします。
実際に筆者の友人にも学生時代にパソコン1台でサイトを立ち上げて、広告収入を得ることで、就職せずにセミリタイアしてしまったという人もいます。
この条件3に関しては、インターネットが発達したからこそ、生まれたセミリタイアの方法ですね。
自分が働くかわりにIT(サイトなど)が働く仕組みを所有することで、自分は働かずにセミリタイアする。
まだまだ一般的に根付いていないセミリタイアの方法ですがこれからは、どんどん主流になっていくと個人的には思います。
ちなみに少し宣伝ですが、そのような仕組みを作ったり、マネタイズする方法をまとめた電子書籍を当ブログの管理人が出版しましたので、興味がある方はこちらを覗いてみてください。
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セミリタイア後の仕事
会社を辞めてセミリタイアしたなら給料というものが入ってこないので、自分で仕事を見つけてお金を稼がなければいけません。
資産や貯金が十分にある人は完全に仕事との縁を断ち切ってのセミリタイアが可能ですが、そうでない人は生活費や娯楽費を稼ぐためにも少しばかり仕事をすることでしょう。
調べたところによると、セミリタイアをした人の多くの人が貯蓄を切り崩すのみの生活に不安を感じるため、体に負担がかからない程度に仕事をする人が多いみたいです。
投資の配当だけで暮らしていける人でも一応職を持っていたりするのも、万が一に備えてのリスクヘッジなんでしょうね。
セミリタイアした人は、定職に就いていたら体験できないような、お金よりも体験価値や知見が得られる仕事を好むようです。
例えば、新商品のモニターや健康づくりを兼ねた体を動かす仕事、そのほか、趣味でやっていても楽しいことを少しばかりマネタイズをするなどなど。
自分の知り合いのセミリタイアをしたの1人は、「若い人を育てたい」と言って、利益を度外視したコンサルティングを行なっています。
不思議なことに、儲けを考えずに楽しく事業を行なっているからこそ、人が着いてきて感謝されてお金がたくさんやってくる…という状況になっています。
セミリタイアしたなら、定職では体験できないような、儲けを考えずに楽しんでできる仕事がいいんじゃないでしょうか。
今までの人生でやったこなかったような、新しいことに挑戦することも面白そうです。
セミリタイア生活を手に入れるために大切なこと
ここまでセミリタイアについてまとめてきましたが、結局は「お金を自分で生み出す能力」が大切なんじゃないか、と筆者は思います。
今後の人生が安定するような資産や貯金を貯めることは一般人にとって難しいことですし、会社からの収入のみでそれを達成しようと思ったなら大変な年数がかかります。
やはり、「若いうちしかできないこと」というのはたくさんあると思うので、セミリタイアするならできるだけ早い年齢でしたいはず。
自分で稼ぐ能力があれば、今後の人生を過ごすための資産が足りなくても、またいつでも自分のペースでお金を稼ぐことができるのでセミリタイアへの踏ん切りもつきやすくなります。
なにより、セミリタイア中にもしものことがあっても、また自分でお金を稼ぐことができるので、リスクヘッジにもなります。
ここでも紹介したように、不動産投資、FX、株、それからお金が生み出される仕組みを持つこと…など自力でお金を稼ぐ方法はいくらでもあります。
個人的には、最もリスクとハードルが低い「お金が生み出される仕組みを所有すること」が好みでお勧めですが、自分の得意な分野でお金を生み出せることが一番ですね。
繰り返しになりますが、会社からの給料だけではなくて自分でお金を稼ぐことができたほうが、圧倒的にセミリタイアの可能性は上がるでしょうし、何より早い段階で達成できます。
セミリタイアを目指すなら、「自分だけでお金を生み出せるキャッシュポイントを作ること」を日々の生活で考えてみてください。
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