−痛ましいことですが、私がここで話をしている18分のあいだに、アメリカ人の4人が食が原因でなくなるでしょう−

ジェイミー・オリバー「子どもたちに食の教育を」

 

上のような書き出しや言い出しをされたら、この後の話が少し気になりませんか?

 

冒頭で相手の心を掴む方法

 

上記の一文はジェイミー・オリバーが、TEDのスピーチで使った冒頭部分です。

強烈な出だしですよね。ついつい僕も最後まで見てしまいました。

 

このジェイミー・オリバーが使ったテクニックは、ショッキング・ステートメント(衝撃的な事実の提示)というテクニックで、冒頭にインパクトのある情報を出し、相手の興味性を引いたり、心を掴んだりするテクニックです。

 

基本的には、統計的なデータや事件など客観性のあることがショッキング・ステートメントでよく使われますが、強い信念や、反社会的な信念を最初に述べることでも同じように相手の心を掴むことができます。

 

プレゼンやスピーチの出だしに有効的なテクニックですが、文章の書き出しでも十分有効的なテクニックです。

 

なぜ衝撃的な事実は人を惹きつけるのか?

 

こういった、データや出来事を最初に述べることで、読み手や聞き手の常識を破壊することができます。

 

普通ではありえない事実を突きつけられ、普段の常識を覆させらるわけですから、読み手や聞き手の立場からすると、「なぜ?(Why?)」という気持ちになります。

 

「どうしてそんなことが起きたのか?」という気持ちが生まれたら、そのほかの疑問も埋めたくなるのが人間の性分で、「いつ?」「どこで?」「どのように?」と、ぞの衝撃的な事実に対する疑問を次々と抱いて、それを埋めるために、プレゼンターの話を集中して聞くことになります。

 

このような、聞き手や読み手に次々と疑問を抱かせるような冒頭を演出できると、そのあとの話に釘付けにすることができるんですね。

 

客観性のあるショッキングな出だしほど効果的

 

特にショッキングで自分(読み手や聞き手)の身の安全を脅かすような統計的データは効果的です。

 

先ほどのジェイミー・オリバーのケースだと、18分の間にアメリカ人の4人が食が原因で亡くなっているという話でしたから、聞き手(アメリカ人)からしたら身近な話です。

身近で、自分の身を脅かすようなショッキングな事実ですから、「自分は大丈夫なんだろうか?」「明日、自分も食が原因で倒れるのか?」「それを防ぐにはどのようにしたらいいのか?」と、自然と話し手のジェイミー・オリバーに解決策を求めます。

 

つまり、聞き手が”自発的”に話し手の話を聞くという構図が生み出せるのです。

 

このような状況を作り出せたら非常に強いですよね。

人は物事を強制されるとどうしても抵抗したくなり、集中力が削がれるのですが、自らが決断して自発的に行動すると目的を達成するまで集中することができます。

 

話し手の意図を聞き手に伝えるのには十分すぎるでしょう。

 

冒頭にショッキングな事実を述べることには、聞き手を自発的に行動させるくらいの威力があるのです。

 

まとめ

 

書き出しや言い出しなどの冒頭で相手の心を掴むには、ショッキングな事実を最初に述べると効果的という話でしたが、文章やプレゼンにとって冒頭は非常に重要です。

 

プレゼンだとその後相手が集中してくれるかどうかにかかってきますし、小説などだともはや読まれるかどうかという部分に関わってきます。

本屋で何気なく表紙の気になる本を手にとって、最初のページに目を通して面白かったら買う。なんてことも僕たちの生活の中でありますよね。

 

プレゼンを作るときや文章を書くときは、ぜひ冒頭に力を注いで見てください。

その冒頭で相手の心を掴めるか、掴めないかでその後の流れは大きく変わってきますので。

 

たまにプレゼンの冒頭で「今日は〜していただいて本当にありがとうございます」や「〜していただいた大変感謝します」と述べる人がいますが、これはNGだと思います。

(よほど目上の人にプレゼンする場合はまた話は変わってくるはずですが)

 

すでにプレゼンは始まっていて、聞き手は時間を割いているわけですから、そんな話よりあなたのプレゼン内容を聞きたいはずです。

聞き手や読み手の貴重な時間を割いてもらっているという意識で、話の展開を進めていきたいですね。

 

ちなみに、今回まとめたようなプレゼンのテクニックは、こちらの書籍で自分は学びました。

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