いよいよセンター試験前日になりましたね。
(この記事を書いたのはちょうどセンター試験の前日です。センター試験前日じゃなくても参考になる箇所はあると思いますので、センター試験を受けるなら、ぜひ参考にしていってくださると嬉しいです。)
センター試験前日にこういったサイトを見ているということは、
- 緊張して落ちつかず、センター試験前日の過ごし方をネットで調べにきた
- やるべきことは全部やりきって、最後の詰めのために前日の過ごし方を調べにきた
- まだ勉強が足りない気がして不安だから、最後の得点アップを調べにきた
- 全然勉強していないから、前日にできる裏技的なものはないか調べにきた
この4つの中のどれかだと思います。できれば、1か2の目的でサイトを見に来てくれることが理想で、そうだったら嬉しいですけど…。
1の緊張して落ち着かずに、センター試験前日の過ごし方をネットで調べにきたという人は、一度深呼吸をして落ち着いてください。大丈夫です。やってきたことをそのまま出すだけですから。
「もし、難しい問題が出て来たらどうしよう・・・」と不安になる気持ちもわかりますが、難しい問題がでたらみんなパニックになって、点数が下がりますから大丈夫です。困るのはあなただけではありません。
それよりも、人一倍パニックになって、実力を出せなかったというのが一番もったいないですよ。やってきたことをそのまま回答用紙にマークするだけです。
2のもうやるべきことは全部やりきって、最後の詰めのために前日の過ごし方を調べにきたという人は、あとは体調不良にだけ気をつけてください。後で、前日の過ごし方について解説しますが、とにかく急な腹痛や下痢にだけ気をつけてください。
試験の最中にお腹が痛くなったら、集中が途切れ、取れるはずの得点を逃してしまう可能性があります。だから、とにかく身体を冷やさないこと!暖かい場所で、地歴や倫理政経、英語の文法などの暗記箇所で抜けているところはないか、復習をしておきましょう。
3のまだ勉強が足りていない気がして不安だから、最後の得点アップを調べてにきたという人は、これから解説する最後の得点アップ方法を参考にして、詰めてください。
でも、大抵勉強が足りなくて不安がっている人ほどただの心配性で、実はしっかりとやるべきことはやってきたという人が多いです。だから、あとは精神面の問題で、最後の不安を取り除くために、これから解説する最後の詰めをしていただけたらと思います。
そして、4の全然勉強していないから、前日にできる裏技的なものはないか調べにきたという人は、そうですね…。アドバイスしたいのですが、正直どうしようもないです。
高校3年間しっかりと勉強してきた人や、浪人して死に物狂いで勉強してきた人と同じ土俵で勝負することになりますから、勉強をしていないならはっきり言って勝負になりません。だから、大学に行きたいなら切り替えたほうが効率がいいです。
切り替えるとは、センター利用や国公立を諦めて、自分でも行ける私大の勉強に集中したり、浪人を決意して「センター試験まで後、366日」と割り切って勉強するということで、切り替えたほうが大学に行ける確率は上がります。
厳しいことを言っているかもしれませんが、事実ですので、割り切って現実を受け入れるしかないですね。
かくいう自分も、現役時代はスポーツ推薦で高校に進学したということもあって、センター試験1ヶ月前まで部活動をしていました。だから現役時代は、全然勉強せずにセンター試験に挑んだのですね、というか部活に全てを捧げていたから勉強なんてまともにしたことがなかったです。
もちろん結果はボロボロでした。900点中300点くらいだったかな。
今考えたら当然の話で、センター対策を1ヶ月弱しかせずに、さらに普段の生活で勉強もせずに、国公立に受かるなんておこがましい話でした。高校生活しっかりと勉強してきた人に失礼な話ですよね…。でも、現実を受け入れて浪人して、一からやり直すことでしっかりと得点を上げることができました。
家が裕福じゃなかったので大手予備校に通えず、基本的には宅浪で、夜のバイトをしながら、時々近くの小さな予備校で行われる夏期講習に参加するという浪人生活でしたけど、センターの得点は2倍以上になりましたよ。本当に国公立大学に行きたいなら割り切って、一からスタートした方が、下手に希望じゃない大学に行くより後々自分のためになります。
少し話が逸れたので戻しますが、現役時代センター試験300点台だったけれど浪人して8割取れた自分が、センター試験前日の過ごし方についてまとめておこうと思います。緊張している受験生の助けに、少しでも参考になれば、すごく嬉しいです!
センター試験前日の過ごし方
前日に行なってほしいことは、主に3つ。
以下の3つのことを意識することで、自分の実力が十分に発揮できるようになるし、最後の得点アップの詰め作業もすることができるでしょう。
A 身体を冷やさない
まず、絶対に注意してほしいことが、身体を冷やさないこと。
試験中腹痛が起こったら、高確率で失点します。下手したらトイレに行くことになって、時間を無駄に使ってしまうかもしれません。センター試験は時間との勝負みたいなところもありますから、トイレに行く時間も惜しいです。
だから、万全の体調で試験当日をむかえられるように、身体を、特にお腹を冷やさないように気をつけるべきですね。
前日の、夜の食事も気をつけてほしいです。腹痛になる可能性があるものは避けましょう。
B 友達との連絡を控える
あまり、こういう人はいないと思いますが、センター試験が不安のあまり、つい友達に連絡をとってしまう人もいるかもしれません。はっきり言ってしまいますが、その時間がもったいないです。
それよりセンター試験初日の文系科目の詰め作業をした方が、あなたのためになります。
しかも、友達と連絡を取って、お互いに”勉強していないアピール”をする可能性が高いのですが、けっこうな確率で裏切られます。勉強していない発言をしている人の中には、謙遜でそのように言っている人が多いので気をつけましょう。SNSも当然封印。
試験当日、信じられるのは自分の頭だけですから。
C 文系科目の復習
そして、最後に得点アップのための詰め作業ですが、初日は文系科目だと思います。
国語・英語・地歴・現社か倫政?の4科目かな。(自分は理系で地歴公民系は一科目の地理のみの受験だったので、何か間違っていたらごめんなさい)
この中で即効で得点アップに繋がるものは主に暗記系です。
得点アップのための詰め作業「国語」
まず国語ですが、いまさら評論や小説を勉強したところで、得点アップはあまり望めません。なぜなら、評論や小説は経験を積み重ねて得点をアップしていくものだから、前日にどう足掻こうと時間がないので、得点アップは望めないのです。
国語の詰め作業で狙い目なのが、古文と漢文。特に文法と単語。
忘れている箇所がないか、抜けている箇所がないか最終チェックをしよう。たとえ前日だとしても、少しなら1日で暗記することができるので、とにかく忘れていない箇所がないか、今まで使っていた文法書と単語帳をチェックするのがオススメ。
自分の場合は、漢文は「田中雄二の漢文早覚え速答法」でいが読みのチェック。(この参考書を使っている人なら、いが読みの意味がわかるはず笑)
古典は、「マドンナ古文単語230」と「マドンナ古文」を使っていたので、センター前日は軽く一周目を通しました。
余談ですが、「田中雄二の漢文早覚え速答法」と「マドンナ古文単語230」と「マドンナ古文」の3冊+センター過去問演習で、センター国語の古文・漢文は安定して8割(それぞれ40点前後)は余裕です。下手にミスしなければ、満点も狙えます。
自分はこの3冊の参考書を使って、本番の古文・漢文はそれぞれ1問ミスずつにおさえることができました。(結局、1問ずつ間違えてるやん!という話ですが、そこは見逃していただけると嬉しいです 笑)
現代文に関しては、もう経験がすべてなので、前日に何か勉強して直接得点源に繋げるのは難しいと思います。だから、現代文をするとしたら、センターの過去問で1、2問といて感覚をつかむ程度にしておきましょう。
得点アップのための詰め作業「英語」
次に英語ですが、これも国語と似たような詰め作業になります。
単語と英文法の復習ですね。英単語は今まで自分が使っていたもので十分です。ターゲット1900を使っていたらそのターゲットでいいし、速単を使っているなら、速単を見直してください。
ちなみに自分は、単語王2202を愛用していました。大学に入った今でも、下宿先に持っていって、TOEICの前とか愛用しています。(TOEICも700くらいまでなら単語王で十分対応できます)
「愛用していた自分の語王2202の写真」ボロボロですね。中身のページの中には取れてしまいそうなページもあります。
そして、センターの文法対策ですが、これは基本的に過去問重視でOKです。センター文法は基本的に過去問から似たような問題が出題されるので、過去問を見ておけばまず間違いはありません。
時間があればネクステージとかを周回していれば、さらに文法問題を固めることができますが、前日なので過去問に焦点を当てましょう。
英語のセンター過去問の第2問だけを解くと、最後の詰めができます。
長文は今更なところがあるので、もし長文を解くとしても、センター過去問の第5、6問を少し解いて感覚をつかむ程度で十分です。
得点アップのための詰め作業「地歴公民」
地歴公民は基本的に暗記科目なので、前日の復習が大きく活きる科目でもあります。
でも、センター過去問を解いていたら時間がかかるので、「見て解く」ということをオススメします。いちいちマークや書き込みをせずに、全て目視だけで脳内で解いていく。流れるように過去問や今まで使ってきた参考書を見ていきましょう。
もし、どうしても苦手な分野があったら、少しじっくりと解いてみてもいいですけどね。でも基本的には、全体的な復習ができた方が、忘れているところなどがチェックできるので、周回することを目指しましょう。
センター試験当日の心構え
さてさて、いよいよセンター試験当日ですが、これに関してもいくつか注意点があります。
自分の実力を最大限発揮できるように、以下のことを注意しましょう。
A 体温調節できる服装
センター試験会場は、空調が聞いているか聞いていないかわかりません。
会場によって空調設備は異なるし、もしかしたら座る席によってエアコンの真下という可能性があります。エアコンの真下だったら暑いし、エアコンから遠かったら逆に寒いです。
だから、とにかく体温調節がしやすい服装で行くことですね。
すぐに脱いだり羽織ったりできるアウターなどがあると便利がいいと思います。
もう一点、服装の注意点ですが、英語がプリントされている服装は着ないようにしましょう。過去の話で聞いたことがあるのは、英字がプリントされているTシャツはカンニング防止のため脱ぐように指示されたという話を聞いたことがあります。
そうなったら、面倒なので英字Tシャツは着ていかないほうが安全ですね。
B 休み時間にトイレに行っておく
センター試験は時間との勝負です。
特に英語や国語はいかに早く解けるかの時間との勝負。試験中にトイレに行くのは時間の無駄だし、集中力の途切れにも繋がります。休憩中にトイレに行っておくようにしましょう。
ただ、残念ながらトイレは基本的に混みます。(会場にもよるけど)
混んだトイレを利用するコツですが、もし大学などでセンター試験があるなら、”試験がある階とは別のトイレ”を利用することです。大学などだと施設自体が広いので、意外にトイレもたくさんあります。
だから、人があまり使っていないトイレというものあるんですね。そういったトイレを見つけると並ばずにスムーズに用をたすことができます。
C 腕時計を忘れない
会場によっては、時計がなかったり、遠くて時計が見えないということもあります。
時間配分をうまくするもの、高得点を取るコツの一つですから、時計は必須ですね。
スマホやスマートウォッチは禁止ですので、アナログのできれば電波腕時計を持っていくようにしましょう。
D 絶対に神頼みしない
いないとは思うのですが、選択肢のうち最後の二択で迷ったりしたとき、神頼みでマークをする人がいるかもしれません。
確かに確率の勝負で、当たれば得点が取れますが、センター試験はそこまで甘くありません。
最後まで自分の頭で考えるようにしましょう。迷ったなら、チェックをつけて飛ばして、最後に時間が余ったらもう一度戻ってきて考える。(問題を飛ばしたときマークがずれないように注意!)
あと、わからない問題があったら、チェックをつけてマークがずれないようにしてから、飛ばして次に進んでください。
とにかく解ききることが大切ですから。一つの問題にこだわりすぎて、後半の解けるはずだった問題を失点するのは非常にもったいないですよ。
E 周りを気にしない
最後に試験中の注意事項ですが、周りを気にしないようにしてください。おそらく試験の最中は集中しているので、大丈夫だと思いますが、設問が解き終わった後など、一瞬集中が切れるタイミングがあると思います。
そういったときに、周りの人を見ないようにしてください。
特に私服の、少し大人びた雰囲気の方を見ることは危険です。私服の少し大人びた方たちはおそらく浪人生なので、ものすごいスピードで問題を解いているでしょう。そのような光景を見ると、焦りが生まれることがあります。
あくまで自分のペースで、自分の時間配分で問題に取り組めるように、あまり周りを見ずに、自分の世界に没頭しましょう。(集中しすぎて、時間を見たかったというのは、危険なので注意が必要ですけどもね。)
センター試験1日目が終わった後の過ごし方
センター試験初日が終わった後の過ごし方ですが、初日の自己採点をすることはおすすめしません。
だって、初日の文系科目の出来が悪かったら、絶対に落ち込みますもん。どれだけ、気持ちを切り替えようとしても、落ち込んだ気持ちを持ち上げることは難しいです。それよりは、次の日の理系科目の詰め作業をしたほうがいい。
初日が終わったら、もう1日目のことは全て忘れましょう。切り替え。
次の日の理系科目の詰め作業ですが、これも基本的にセンターの過去問か、今まで使っていた参考書を一通り見る作業になります。時間がないので、書いたりはしない。すべて脳内で解いていくイメージです。
「過去問を見る」→「解法を頭に浮かべる」をひたすら繰り返す。
計算は時間がかかるのでカットしましょう。
試験最中の注意点は、初日と同じです。
自己採点後の前期の出願校の決め方
少し気が早いですが、自己採点後の出願校の決め方にも少し触れておきます。
基本的に、センター試験が難しいとみんな志望校を落としてくるので、ギリギリ国公立に引っかかるくらいの点数の人はかなり厳しい戦いになります。
自分が現役の時は、あの有名な国語がスピンスピンの時代でセンターの平均点がガクッと下がりました。そしたら何が起きたとかというと、難関大を志望してた人がランクを落として、出願する傾向がありました。
だから、国公立がギリギリいけるくらいの自分の友人は、そういったランクを落としてきた人たちと二次試験を争うことになり、落ちましてしまったんですね。
上位校を志望している人たちがランクを落として出願してきたので、逆に上位校は若干受かりやすい傾向にありました。
(自分はこの現役時代、センター試験は3~4割だったので、全然関わりのない話だったのですが笑)
だから、センター試験が難しかったからといって、何が起こるか分かりません。
センター試験が難しくて得点が取れなかったら、周りの人も基本的に点数が取れていないのです。だから、点数が悪かったからといって、即座に出願校を変えるのではなくて、落ち着いて周りの動向を見張るようにしましょう。
最後に
少しでも受験生の助けになればと思い、センター試験前日の過ごし方や当日の注意点について簡単に説明しましたが、受験生でもない自分たちは基本的に応援することしかできません。
今、過去の自分を思い返してみると、どれだけ勉強をして模試でいい点が取れたとしても、センター前日はけっこう緊張していたと思います。
センター試験前日というのは、ドキドキで落ちつかないでしょう。たった一回の試験で、高校生活で積み上げてきた努力や、浪人して1年間頑張ってきたことを評価されてしまいますから、緊張して当たり前ですよね。
でも、なによりももったいないのは、積み上げてきた努力が発揮できないこと。
とにかく落ち着いて、自分の実力を出し切ってきてください。
そして明日しっかりと集中できるように、今日は早めに布団に入り、しっかりと睡眠をとるようにしてください。(たぶん緊張して眠れない人もいるでしょうが、布団に入って電気を消して、目をつむるだけでも身体は休まります。)
今まで受験勉強を頑張ってきた受験生にこれ以上頑張れというのは酷な気もしますが、頑張れ受験生!
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